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先日、母校である愛知県立大学 看護学部の学生さんたちに講義をさせていただきました。
実はこの大学、私が通っていたころは「愛知県立短期大学」と呼ばれていました。その後「愛知県立看護大学」となり、私もその頃に大学院で学ばせていただきました。そして今は「愛知県立大学」と統合され、看護学部の学生さんたちは、立派な“県立大学の大学生”です。
そんな母校で講義をする日が来るなんて、不思議な気持ちでした。
学生さんから見れば、私はきっと「お母さんより年上の人」。
実際、私も学生時代は、講義に来られる大人の方々を「ものすごく年上!」と感じていたものです。でもいざ自分がその立場になってみると…思ったほど“すごい人”でもないような気がして(笑)、なんとも不思議な感覚でした。
講義を通じて、多くの学生さんが
「保健師=地域に寄り添い、命を守る仕事」
というイメージを鮮やかに思い描いてくれたことが、感想から伝わってきました。
病院でのケアだけでなく、「病気になる前」や「医療につながっていない人」へのアプローチにこそ、保健師の力が必要だということ。
そして、どんな働き方が自分に合っているのか、どんな形で人を支えたいのか――そんなことを考えるきっかけにもなってくれていたら、講義をした私としても本当にうれしいです。
これからの地域を支える看護職のみなさんの未来が、あたたかく、たのしく、充実したものでありますように。