ブログ

母校での講義を終えて ~学生たちのまっすぐなまなざし~

先日、母校である愛知県立大学 看護学部の学生さんたちに講義をさせていただきました。

実はこの大学、私が通っていたころは「愛知県立短期大学」と呼ばれていました。その後「愛知県立看護大学」となり、私もその頃に大学院で学ばせていただきました。そして今は「愛知県立大学」と統合され、看護学部の学生さんたちは、立派な“県立大学の大学生”です。

そんな母校で講義をする日が来るなんて、不思議な気持ちでした。
学生さんから見れば、私はきっと「お母さんより年上の人」。
実際、私も学生時代は、講義に来られる大人の方々を「ものすごく年上!」と感じていたものです。でもいざ自分がその立場になってみると…思ったほど“すごい人”でもないような気がして(笑)、なんとも不思議な感覚でした。

  • 「保健師の仕事はもっと事務的な仕事が多いと思っていましたが、家庭訪問など、地域の方と直接関わる機会が多いことを知ることができました。」
  • 「保健師はただ教えるのではなく、相手のニーズに寄り添いながら、一緒に考えていく仕事だという言葉がとても印象に残りました。」
  • 「病院に来ない人・来られない人がこんなに多いなんて知りませんでした。説得には根気がいると思いますが、看護師では届かない命を支える、すごくかっこいい仕事だと感じました。」
  • 「医療職が起業するなんて縁のない話だと思っていました。でも、水越先生のように『本当にやりたいこと』を形にする手段としての起業があると知って、私も自分の働き方を考え直すきっかけになりました。」
  • 「今回の講義で一番心に残ったのは、保健師の原点である『みる・つなぐ・動かす』という考え方です。これから自分が行動するときの軸にしていきたいと思います。」

地域に寄り添う仕事の魅力を、未来へ

講義を通じて、多くの学生さんが
「保健師=地域に寄り添い、命を守る仕事」
というイメージを鮮やかに思い描いてくれたことが、感想から伝わってきました。

病院でのケアだけでなく、「病気になる前」や「医療につながっていない人」へのアプローチにこそ、保健師の力が必要だということ。
そして、どんな働き方が自分に合っているのか、どんな形で人を支えたいのか――そんなことを考えるきっかけにもなってくれていたら、講義をした私としても本当にうれしいです。

これからの地域を支える看護職のみなさんの未来が、あたたかく、たのしく、充実したものでありますように。

関連記事

  1. 健康経営アセスメントNO1利用説明動画を作製しました
  2. 医療従事者の保健指導スキルアップのための講演実績
  3. 一般 職員向け講演実績
  4. 講演・セミナー
  5. 講演・セミナーを行ってます
  6. 健康教育論2020
  7. 健康づくり専門家向け研修を行います
  8. 「中小企業のメンタルヘルス対策はじめのいっぽ」
PAGE TOP