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12月13日(土)に名古屋で実施された「地域に根づく小規模事業場を支える」というテーマで開催されたシンポジウムに、シンポジストとして登壇いたしました。
主催は、日本産業衛生学会 中小企業安全衛生研究会。この研究会は、日本の産業構造に欠かせない中小企業の労働衛生に関わる課題について共に考え、解決のための活動を推進することを目的に活動する組織です。大学の研究者の方や産業医、保健職などの実務家のかたが集まっておられます。今年の全国集会は名古屋で実施されました。https://www.oshsme.com/
その中で、「 地域に根づく小規模事業場を支える」シンポジウムにお声をかけていただき、お話をさせていただきました。
座長の高畑真司先生(未来労働衛生コンサルタント事務所)佐藤優子先生(四日市看護医療大学)の進行のもと、それぞれの立場から熱い議論が交わされた2時間でした。
【私の発表内容】 私は「中小企業の健康支援が地域を元気にする~開業保健師の現場から見えた可能性~」と題して、お話をさせていただきました。
現場で直面している「公的支援だけでは届かない現実(9400社に対し3件という実績など)」や、継続的な関わりこそが行動変容を生むというエピソード、そして地域と職域をまたぐ新しい概念「交域保健(こういきほけん)」の必要性について提言いたしました。
【参加者からの反響】 発表後、参加された方々から非常に熱い感想をいただき、私自身も大きな勇気をいただきました。
特に「暮らしと会社のの保健室」構想に共感し、「やってみたい」という声が上がったことは本当に嬉しい成果です。現場の課題感は皆さん同じであり、新しい解決策が求められていることを肌で感じました。
【他のシンポジストの方々からの学び】 今回は私だけでなく、多様な立場からの発表があり、学びの深い時間となりました。
それぞれの「点」での活動が、地域というフィールドで「線」や「面」になっていく未来が見えるようなセッションでした。
【結びに】 今回のシンポジウムを通じて、中小企業の健康支援は、単なる一企業の課題ではなく、地域全体を元気にするための「インフラ」なのだと再確認しました。
いただいた「共感」の声をエネルギーに変えて、これからも「交域保健」のモデル作り、そして現場での支援に全力で取り組んでいきたいと思います。
ご参加いただいた皆様、運営の皆様、ありがとうございました!