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ポピュレーションアプローチを取り組む企業様の研修会


愛知の開業保健師 習慣化指導士 水越真代です。
さて、本日は、ある大手企業様にお邪魔してきました。
そちらの企業様は、今年度からポピュレーションアプローチとして、30代40代50代になった方に健康についての90分のセミナーを開催することにしたそうです。
ポピュレーションアプローチとは、ハイリスクアプローチとついになって使われる言葉で、ハイリスクアプローチとは、健康問題が起こっている人にかかわって、その問題を改善するよう働きかけることで、ポピュレーションアプローチとは、健康問題の有無に関係なく、健康を保持するために全体に働きかけることを言います。
私は今回、その実務を担当される、保健師さんや衛生管理者さんが効果的に、参加型の健康教育をするといいかという手法をお話に伺いました。
大手なので本社からグループ会社までたくさんの事業所をお持ちです。
これまでは、各事業所ごとに独自にいろいろな健康サービスを提供されていたそうですが、それも大切にしつつ全社員に対して必要なことは同じサービスを受けられるように調整をされるとのこと。
本社にそういう担当部署があるのも素晴らしいことだなあと感じました。
うちの旦那さんは、H社という企業のグループ会社です。しかし今まで健康診断を受けても、保健指導を受けたことはありません。本社には保健師さんもおられるでしょうし、ほかのグループ会社には素晴らしい活動をされているところもあります。しかしですよ!うちの旦那は・・保健指導を受けたことがないなんて・・
よく考えてみれば同じ保険料を払っているのに受けられるサービスが違うのっておかしいですよね。
保健師をしていて、今頃そんなことに気づきました。
昨日うかがった会社様は、全体を見て、公平にサービスを受けられるにはどうしたらよいか、健康問題を改善するために何が必要かを考えていくそんな姿勢がすばらしいなあと・・
ただ各事業所の現場の保健師さんたちは、忙しい中でこれをどう展開していこうか悩ましいなと感じられた方もおられた様子。
しかし、昨日研修会をされせていただいて、みなさん本気で従業員さんにどのようにアプローチしたら健康づくりが届けられるんだろうと真剣に考えている様子がとても伝わってきました。
アンケートも今回の研修をどのように生かそうかと書いてくださっている方も大勢あり、とてもうれしかったです。
悩ましいと感じられるのは、自分の仕事に対して本当に真摯に考えておられるからこそ・・
ポピュレーションアプローチは、結果が出るのは時間がかかるかと思います。
しかし、それに取り組むことが本当に必要と、しっかりと後押ししている社風も素晴らしいなと感じました。
月曜日には大阪支社で、西日本の保健師さんたちにお話しさせていただく予定。
経年でサポートさせていただけたら、うれしいなあと思えた今回のお仕事でした。

 

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